「プライベートコンサートを依頼したいのですが、どんな準備が必要ですか」という質問を、年に何度か受ける。答えるたびに、もう少し丁寧に説明できる場所があればいいと思っていた。ここに書いておく。

場所について

ピアノを運び込める場所であれば、基本的にどこでも対応できます。玄関の幅が90センチ以上あれば、グランドピアノの搬入は可能です。それより狭い場合は、チェンバロかグランドハープを代わりに使います。床の強度については、事前に確認させてください。1922年製のベヒシュタインは約300キログラムあります。

プログラムの決め方

依頼者の方に事前にいくつか質問します。好きな作曲家、嫌いな作曲家、その場の雰囲気、聴衆の年齢層、演奏時間の希望。それをもとに私がプログラムを組み立てます。「全部お任せします」という依頼が、実は最も自由で、いい演奏になることが多い。

当日の流れ

演奏の2〜3時間前に到着し、ピアノの設置と調律を行います。調律師は毎回同じ方(長野の田中ピアノ工房)に依頼しています。調律が終わったら、私は一人で30分ほど弾いて、その空間の音響を確かめます。演奏は約75分(休憩込み)。終演後は、ご希望があれば少しお話しします。

費用について

基本料金はプライベートコンサートが¥180,000より、野外コンサートが¥220,000よりです。移動距離、楽器搬入の条件、演奏時間によって変わります。東京都内であれば移動費は基本料金に含まれます。関東圏外の場合は別途ご相談ください。お見積もりは無料です。

プライベートコンサートは、一度やってみると「またやりたい」と思う方が多い。それは、音楽が場所と人に合わせて変わるからだと思う。同じ曲でも、その部屋で、その人たちと聴くと、全く違う音楽になる。